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CHANNEL 03 若狭の魚が塩になじんだ京まで18里 「退職したら旅に出よう」 第17回 粟津征二郎 + 鯖街道をゆく その1 ? + 京の錦市場では若狭の魚を地ものという。しかし、錦で地ものがめったに並ばない。特に鯖の魚獲減は著しい。鯖寿司用の700グラムの大きさが手にはいらない。錦の魚屋の主人は「お客さんに若狭でっせ、というと、目の色が変わる。若狭から京は18里の道だが、錦からは距離以上に遠い産地になっている。九州の魚のほうが、手にはいりやすいという意味では、京に近い」となげく。 ? + 京都では浜で塩して京へ運ばれた若狭の魚を若狭一塩(わかさひとしお)と呼んで珍重する。おそらく魚ブランドのさきがけになるだろう。代表格が鯖だ。京から若狭へは6本の道が通じていた。主要道が若狭街道である。一般には鯖街道のほうがわかりやすい。八瀬から大原を経て行く道。70キロの道は歩けば20時間はかかる。車なら2時間余。鯖の道を歩き始めたのは16年前。小浜で鯖を買い、福井県境の熊川へ、そこから県境を越えて近江側の朽木―細川―梅木間を歩いた。後はバスに乗って帰った。この春
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